商品のご紹介

昔から保存食として広く親しまれてきた乾物。

原料は青首大根を用い、農家さんがその大根を水洗いし、機械で細かくカットし、風向きに合わせた干し場(ネットを張った状態)にカットした大根をばらまいて、後は天日と自然の風で干し上げた完全な自然乾燥(天日乾燥)です。昔から保存食として広く親しまれてきた乾物のひとつで、カルシウム・鉄分・食物繊維が豊富な栄養価に優れた素材です。
当社では、そのままの原料としてはもちろん、1kgパックや市販用の加工を施した千切大根も提供しております。

豆知識

関東方面では、よく「切り干し大根」と言われますが、関西では一般的に「千切大根」と呼ばれています。産地の宮崎県でも「千切大根」と言われますが、もちろん、すべて同じ商品です。

主な使い方

●煮物の具材として…
・にんじん、油揚げなどと。

●酢の物に…
・さっと茹でたにんじんなどと。

●和え物に…
・ごま和えなどに。

●きんぴら風に…

●漬物、松前漬けに…

産地情報:干切大根の産地、国富・高鍋へ

生産時期は、11月~3月頃。
主な産地は、国内では宮崎県、その他、国外では産地状況を十分に検分し、中国の衛生的な工場での生産も行っております。

■宮崎県産

大根を抜いておられるおばあさんの笑顔が魅力的でした。宮崎県は日本で最も干切大根の生産量が多く、全国生産量の約9割以上を占めています。中でも国富は、県内でも有数の干切大根生産地です。
干切大根は、
 1.大根の収穫
 2.大根の洗浄
 3.細く切る
 4.天日による乾燥
という流れで作られます。
宮崎では、11月~3月が干切大根の生産時期。干し棚は畑や田んぼにしつらえられます。この時期には、ずらりと並べられた大根を干す棚が白い帯を描き、宮崎の冬の風物詩となっています。
そこで大切なのが、天気を読むこと。せっかく干した大根が濡れてしまっては台無しです。雨が降りそうな時は前日から作業はストップ。美味しい干切大根ができる日を選んで作業をします。
干す前の大根。
時計の大きさをご参考に・・・。
1日干した大根。
霧島おろしで水分がすっかり飛び、甘さと大根の風味が凝縮した干切大根になりました!
棚の上で干しあがった大根は、じゅうたんのごとく端から巻き取りながら取り入れ、袋詰めに回します。こうして、宮崎の干切大根が出来上がりました。
畑のすみに・・・
収穫を終えた畑に1本残る、ど根性大根。首まで真っ白な白首大根です。漬物などの材料になります。

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